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坪あたり売上・家賃比率 計算ツール
坪単価は、規模の違う店を同じ物差しで比べられる数字です。物件を検討するときの判断にも使えます。
坪あたり売上とは
坪あたり月商 = 月商 ÷ 店舗面積(坪)
10坪の店と30坪の店を、同じ基準で比べるための指標です。 月商400万円と聞くと大きく感じますが、40坪なら坪10万円で、決して効率のよい店ではありません。 逆に15坪で月商400万円なら坪26万円で、かなり回っている店です。
1坪 = 約3.30578㎡。物件資料は㎡表記が多いので、3.3で割ると坪数になります。
坪単価の目安
| 坪あたり月商 | 評価 |
|---|---|
| 10万円未満 | 面積に対して売上が不足。席数か回転に問題がある |
| 10〜15万円 | やや低い。家賃が安い立地でないと利益が出にくい |
| 15〜25万円 | 標準的。多くの店がこの帯に入る |
| 25〜40万円 | 効率がよい。回転の速い業態、または高客単価 |
| 40万円以上 | 非常に高い。立ち飲み・ラーメンなど回転特化型 |
家賃比率10%の壁
家賃比率 = 家賃 ÷ 売上高 × 100
飲食店の家賃比率は7〜10%が目安とされます。10%を超えると、 FL比率を60%以下に抑えても、水道光熱費や販促費を引いた後にほとんど残りません。
物件を検討するときは、この式を逆に使ってください。
必要な月商 = 家賃 ÷ 0.10
家賃40万円の物件なら、月商400万円が必要です。その物件の席数と想定客単価で 400万円に届くかどうかを、契約前に確認します。届かないなら、その家賃は高すぎます。
坪あたり席数で業態が決まる
客席面積だけでなく厨房・トイレ・バックヤードを含めた総坪数で見た場合、 坪あたり1.2〜2.0席が一般的です。
- 坪2席以上:詰まった配置。回転で稼ぐ業態(ラーメン、立ち飲み、大衆酒場)
- 坪1.2〜2.0席:標準。多くの居酒屋・カフェ
- 坪1.2席未満:ゆとり重視。高客単価でないと成立しない
厨房比率も効きます。一般に厨房は総面積の20〜30%。 これを超えると客席が削られ、坪単価が落ちます。逆に厨房が狭すぎると提供時間が伸び、回転が落ちます。
よくある質問
坪数は契約面積と実測面積のどちらを使いますか?
自店の効率を測るなら契約面積(家賃の根拠になっている面積)で統一してください。他店と比較する場合も契約面積が一般的です。
家賃比率10%を超えていたら撤退すべきですか?
必ずしもそうではありません。高家賃でも高い坪単価を出せる立地なら成立します。判断は損益分岐点売上高に対する実際の売上、つまり安全余裕率で行ってください。
駐車場や倉庫の面積は含めますか?
家賃を支払っている面積はすべて含めるのが正確です。ただし他店と比較する目的では、店舗部分のみで計算した数字も併せて出すと比較しやすくなります。
売上・客数の他のツール
計算結果は目安です。税務・労務・衛生管理の最終判断は、税理士・社会保険労務士・保健所など専門機関の指示に従ってください。