業務用サイズの単価比較ツール
内容量がばらばらの商品を、同じ物差しで比べます。歩留まりを入れれば「実質いくらか」まで出ます。
単位あたり単価に揃える
単位あたり単価 = 価格 ÷ 内容量
800gで650円と、2.5kgで1,880円。どちらが安いか、暗算では判断しづらい。 1kgあたりに揃えると812.5円と752円で、後者が7.5%安いと分かります。
業務用は容量がばらばらで、パッケージも規格変更されます。 仕入先を変えるときや、業務用サイズへの切り替えを検討するときは、 必ず同じ物差しに揃えてから比べてください。
歩留まりを入れると順位が変わる
実質単価 = 価格 ÷(内容量 × 歩留まり率)
骨付き鶏もも肉が1kg 780円、歩留まり70%。正肉が1kg 1,150円、歩留まり100%。 表示価格では骨付きが370円安く見えますが、実質単価は1,114円と1,150円で、その差は36円まで縮まります。
さらに、骨を外す作業には人件費がかかります。1kgあたり5分かかるとして、 時給1,200円なら100円。ここまで含めると、正肉のほうが安くなります。
食材ごとの歩留まりの目安は歩留まり計算ツールにまとめています。
「大きいほど安い」とは限らない
業務用サイズが必ず割安とは限りません。次の条件では、割高になることがあります。
- 使い切れずに廃棄する。20kgで1割安くても、3割捨てれば損
- 保管スペースを圧迫する。冷蔵庫の場所は有限で、他の仕入に影響する
- 開封後の品質劣化。大袋は開封後の劣化が早く、実質的な使用期限が短い
- 資金が寝る。まとめ買いは在庫として現金が固定される
使い切れる量かどうかは、発注点計算で 使用ペースと保管期限から確認してください。
比較で見落としがちなもの
| 項目 | 影響 |
|---|---|
| 送料・配送条件 | 1回あたりの発注額で無料条件が変わる |
| 支払いサイト | 現金前払いと翌月末払いでは資金繰りが違う |
| 最低発注ロット | 使い切れない量が最低ロットなら実質割高 |
| 仕込みの手間 | カット済みは人件費を下げる |
| 品質の安定性 | 安くても歩留まりがぶれると原価が読めない |
よくある質問
gとmlが混ざっていても比較できますか?
同じ種類の単位同士でのみ比較してください。液体はml、固形はgで揃えます。比重の違う食材をgとmlで比べると正しい結果になりません。
歩留まりが分からない場合は?
100のままで構いません。表示価格ベースの比較になります。主要食材だけでも一度実測しておくと、以後の判断精度が上がります。
仕込みの人件費も比較に入れられますか?
このツールには入りませんが、1kgあたりの作業時間 × 時給を計算し、実質単価に足して比べてください。カット済み食材との比較では、この差が大きく効きます。
衛生・在庫の他のツール
計算結果は目安です。税務・労務・衛生管理の最終判断は、税理士・社会保険労務士・保健所など専門機関の指示に従ってください。