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キャッシュレス決済の実質入金 計算ツール

決済手数料は1件では小さくても、年間では大きな額になります。実際にいくら払っているかを出します。

締めから入金までの日数

決済手数料は「見えない原価」

決済手数料 = キャッシュレス売上 × 手数料率

月商440万円、キャッシュレス比率70%、手数料率3.25%なら、月額は約10万円。 年間で120万円です。これは食材費や人件費と違って明細を見ないと気づきにくく、 削減の対象から外れがちなコストです。

手数料率の目安

決済手段手数料率のめやす
クレジットカード(対面)2.5〜3.5%
QRコード決済1.6〜3.25%
交通系IC・電子マネー2.5〜3.25%
デビットカード2.5〜3.5%

売上規模が大きくなると交渉の余地が出ます。年商が上がったタイミングで、 決済代行会社にレート見直しを打診する価値があります。0.25ポイントの差でも、 年商5,000万円・キャッシュレス比率70%なら年間約8.7万円です。

入金サイクルが資金繰りを圧迫する

キャッシュレス売上は、すぐには現金になりません。月末締め翌月末払いなら、 最大60日、平均で約45日の間、売上が入金待ちの状態で滞留します。

常時滞留する金額 = 1日あたりキャッシュレス売上 × 入金サイクル日数

一方、食材の仕入代金は翌月払い、給与は当月払い、家賃は前払いです。 支払いのほうが先に来るため、キャッシュレス比率が上がるほど手元資金が必要になります。 黒字なのに資金が苦しい、という状態の原因はここにあることが多いです。

対策は3つ。入金サイクルの短いサービスへの切り替え、早期入金オプションの利用 (別途手数料がかかります)、そして滞留額に相当する運転資金の確保です。

それでもキャッシュレスを進める理由

手数料を払ってでも導入する価値があるのは、次の効果があるためです。

  • 客単価が上がる。現金の持ち合わせに制約されないため、追加注文が出やすい
  • 会計時間が短くなる。釣り銭のやり取りがない分、回転率に効く
  • レジ締めが速い。現金の数え間違い、釣り銭の準備、両替の手間が減る
  • 売上データが自動で残る。手入力の集計作業がなくなる
  • インバウンド対応。現金のみの店は選択肢から外れる

手数料3%は、これらの対価として妥当かどうかで判断してください。 会計を1組あたり1分短縮できるだけでも、繁忙時間帯の回転には効きます (回転率の計算で影響を確認できます)。

よくある質問

手数料率は交渉できますか?
売上規模が大きくなれば交渉の余地があります。複数の決済代行から見積もりを取り、現在の実効手数料率と比較するのが基本です。
QR決済は本当に安いのですか?
サービスや契約時期によって差があります。導入時のキャンペーン料率が期間限定である場合も多いため、現在の実際の料率を明細で確認してください。
現金オンリーに戻すのは有効ですか?
手数料はゼロになりますが、客単価の低下、会計時間の増加、レジ締め業務の負担、インバウンド需要の取りこぼしが発生します。総合的には不利になるケースが大半です。
手数料は消費税の課税対象ですか?
決済手数料は原則として非課税取引に該当します。仕入税額控除の扱いを含め、詳細は顧問税理士にご確認ください。

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計算結果は目安です。税務・労務・衛生管理の最終判断は、税理士・社会保険労務士・保健所など専門機関の指示に従ってください。