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人件費率・労働分配率 計算ツール
人件費率は売上に対する割合、労働分配率は粗利に対する割合です。両方見ないと、適正かどうかは分かりません。
人件費率と労働分配率
人件費率(%)= 人件費 ÷ 売上高 × 100
労働分配率(%)= 人件費 ÷ 売上総利益(売上高 − 食材費)× 100
人件費率は売上に対する割合、労働分配率は「稼いだ粗利のうち、どれだけを人に配ったか」です。 原価率の高い業態では、人件費率が同じでも労働分配率は高くなります。 寿司店と立ち飲みでは原価率が20ポイント以上違うため、人件費率だけで比較しても意味がありません。
| 指標 | 目安 |
|---|---|
| 人件費率 | 25〜32% |
| 労働分配率 | 45〜55% |
人件費に含めるもの
給与だけを見ていると、実際の負担を2割ほど過小評価します。
- 給与・賞与(社員・アルバイト)
- 法定福利費(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険の会社負担分。給与の約15%)
- 通勤交通費
- まかない費(食材費と二重計上しないよう、どちらかに統一)
- 採用費(求人広告費。年間額を12で割って月割り)
- 制服・研修費
- 店主・家族の労働に対する報酬
とくに社会保険料の会社負担は見落とされがちです。給与100万円に対して約15万円が別途かかっています。
店主の報酬をゼロにしない
個人店で「自分は給料を取っていない」として人件費に入れないと、 人件費率が10ポイント以上低く出ます。この状態では、 店が利益を出しているのか、店主が無給で働いているだけなのかが区別できません。
雇うとしたらいくら払うかという相場額(店長なら月30〜45万円程度)を入れてみてください。 それを入れて成立しないなら、その店の構造には問題があります。
人件費を下げる前に、生産性を見る
人件費率が高いとき、シフトを削るのは最後の手段です。先に見るべきは 人時売上高——1人1時間あたりいくら売っているかです。
人時売上高が低いなら、問題はシフト量ではなく配置と業務設計にあります。 仕込みの時間帯をずらす、ピークとアイドルでシフトの厚みを変える、 仕込み済み食材で調理時間を削る、といった対策のほうが、 サービス品質を落とさずに人件費率を下げられます。
よくある質問
法定福利費は給与の何%ですか?
人件費率と労働分配率のどちらを重視すべきですか?
アルバイトの人件費だけを見ればいいですか?
人件費率が低すぎるのは良いことですか?
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計算結果は目安です。税務・労務・衛生管理の最終判断は、税理士・社会保険労務士・保健所など専門機関の指示に従ってください。